姿勢

初心者の方がランニングを始める時、一番最初に身につけて頂きたいのは

すばり!「姿勢」です。

 

皆さん、丸いボールを想像してみてください。

そう、少し押してあげれば、なめらかに転がって前に進んでいきます。

 

もし、このまんまるなボールがぼこぼこしていたら?

まっすぐ前に進みたいのに、あっちこっちに転がってしまったら、疲れません?

 

「正しい姿勢」というのは、ご自身をきれいなまんまるのボールの状態に

してくれるのです。

 

このページでは「効率よく前に進むために必要な姿勢」をご紹介します。

正しい姿勢

【正しい姿勢(正面)】

 

耳の高さ・肩の高さ・腰骨の高さ・膝の向きなど左右差の

ない状態が理想的ですね♪

【非効率な姿勢(正面)】

左右差がいたるところに出ていて「ぼこぼこのボール」状態

このような左右差のある姿勢は、特定の筋肉に過度に負担がかかったり、

身体の使い方に左右差が出てしまいます。

それが、障害の原因になったり、非効率な走り方になってしまいます。

【正しい姿勢(側面)】

 

横から見たときに正しい姿勢というのは

 

「耳→肩→大腿骨骨頭(お尻の横にある脚の付け根の骨)→膝→外くるぶし」

 

が一直線であり、背骨の自然なS字カーブができいる状態です。

 

【非効率な姿勢】

 

首が前にでて、背中が曲がっています。

私が日々、指導をする中で最も多い姿勢です。

この姿勢はたくさんの非効率な問題点があります。

 

①猫背の姿勢は後ろに下がりやすい姿勢である。

②重心点が後ろに位置してしまうので、前に進みづらい。

③胸が縮こまっているので、呼吸がしづらい。

④着地の時に重心点が下がってしまうので、着地のたびに過剰なブレーキがかかる。

⑤歩幅が小さくなる。

⑥腕の振りが小さくなる。

 

 

 

片足立ち姿勢

【正しい片足立ち】*片足立ちテスト

ランニングは片足立ちの連続です。片足立ち姿勢の安定はとっても大切です。

またこの「片足立ちテスト」は左右差や問題点を見つけるのに、私がよくメンバーさんに多用するテストです。

 

「片足立ちテスト」

壁際に近づいて(こぶし一個分)壁から遠い脚をあげます。

 

↓↓↓↓非効率な片足立ち

【非効率な片足たち1】

身体が軸足と反対方向に倒れてしまっています。

うまく体重が軸足に乗らず、推進力を得るための筋力が使いずらくなります。

 

【非効率な片足立ち2】

壁に寄り掛からないと片足立ちになれない状態。

体重がかかり過ぎて、脚の回転時に負担がかかり過ぎる可能性があります。

下半身の使い方のページで説明しますが、骨盤の回旋が起きにくくなります。

踏み込み時姿勢

【正しい踏み込み時姿勢】

ランニングの時のように片足を一歩、跳ねるように踏み出してストップします。

この時に、

 

①背骨が正面からみて、まっすぐであること

②「つま先→膝→股関節→耳」が一直線上であること

 

であれば、踏み込んだ時の姿勢が安定して、前に推進力を得るための

筋力がしっかりと働き、効率よく進むことができます。

【非効率な踏み込み時姿勢】

踏み込み時の姿勢を見ることによって、股関節周りの筋肉と体幹の力が連動し、バランスよく身体を使えているかどうかを判断することができます。

 

踏み込み脚の

①つま先が外を向き、膝が内側に向いてしまう

②お尻が持ち上がり、反対の腰が落ちてしまう

③下半身にねじれが生じているので、バランスを取るように身体がゆがむ

 

この「姿勢」のページを見て、ご意見や質問のある方は

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もっと詳しく、しっかりと知りたい!教わりたい!という方は

→「練習会スケジュール」の有料練習会へどうぞ(不定期実施)

 

 

月間ランナーズ2016年3月号に掲載されました

リフィート 脚痩せ
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H30年12月石神井公園ごみ拾いランの様子から