42.195㎞を超えるマラソンをウルトラマラソンという。そして、それにチャレンジする人をウルトラランナーというが、時に彼らは愛情と慈しみと憐れみと蔑みをもって「変態」と呼ばれる。そして、そう呼ばれることを彼らは心のどこかで「悪くない」と思っている。

今回参加した大会は、その変態への入口ともいえる大会です。
戸田彩湖70㎞。戸田彩湖1周約4.6㎞を15周。主催はエイドの食べ物が豊富なスポーツエイドジャパン。
朝から雨。ぎりぎりまで車の中で待機して20分前に会場入り。さすがウルトラ、のんびりしたものです。
湖面からの風が冷たくかなり寒い。手製ゴミ袋カッパを着て、午後には止むという天気予報を信じてスタート。
エイドのメニューを紹介します。バナナ、グレープフルーツ、メロン、イチゴ、プチトマト、きゅうり、アンパン、クリームパン、卵サンド、おにぎり、梅干し、沢庵、そば、うどん、そうめん、かりん糖、バームクーヘン、飲み物各種。以上、私が口にして覚えているものです。これら以外にもあったかもしれません。こんなエイドですから、エイドでの休憩時間がどうしても長くなってしまいます。
10周目あたりから持病の膝痛が出てきて下り坂がつらくなってきました。
13周目、ここからが一番きついところです。と、その時、向こうからへんてこりんな帽子をかぶった変な人が逆走してきました！おかぴーさんです！
一瞬他人のふりをしようかとも思いましたが、そこは大人の対応で「ありがとう！」。
ここからゴールまで、おしゃべりしながらおかぴーさんに引っ張ってもらいました。
この応援は本当にありがたかったです。一番きつい絶妙のタイミングで登場してくれました。さすがスマランのランナーはわかってますね。
ラストの15周目は自分でも不思議なくらい元気でした。そして、ゴール後の疲労感も今までになく軽く驚きです。おかぴーマジックのおかげです。ありがとう！

この後は、6月の本番「いわて銀河チャレンジマラソン100㎞」です。大久保代表とともに遠征してきます。
残念ながらおかぴーさんは来てくれませんが、自力でなんとか頑張ります。

今年の3度目のフルマラソンは長野マラソンを選びました。思えばエントリーは先着順でクリック合戦で勝利してエントリーできた大会でした。

それだけあって今回は来月の野辺山70ｋｍのウルトラに向けての調整も兼ねてファンランとしました。

8時半スタートし無理せずに序盤はマイペース。それでも5分/ｋｍのペースでした。遅くても気にしない、周囲の惑わされない、ペースメーカーを作らない。あくまでも自分が気もちいいとされるペースを維持しました。

スピードをあげれば体力が消耗するので節約。

5ｋｍは約25分のペースでした。その後は26分台前半をキープし、25ｋｍからは少しペースを意識して、周囲の沿道の応援の力を借りて笑顔で走りました。前半に飛ばさなかったのが後半の走りを良くし、30ｋｍ、35ｋｍのラップと徐々にあげ

40ｋｍのラップではこのレースのベストラップ25分21秒をマークしました。

結果はグロスタイムで3時間37分40秒でした。

前半の節約から後半にスパートをかける、理想的な走りをすることができました。

善光寺は今年御開帳もあり多くの観光客がいました。

応援の方、ボランティアされた方本当にありがとうございました。

来月は野辺山ウルトラマラソン71ｋｍに参加します。

報告者　ゆうきくん