東京マラソン2012

膝の痛みに耐えて。

こんにちは、ミヤッチです。
先日参加した東京マラソンについて、ご報告いたします。
 
私自身、今回の東京マラソンが初フルマラソンでした。
 
このレースに向けて、昨年後半からハーフマラソンにエントリーしたり、練習量も月100km以上走るように心がけて準備してきました。
 
順調に練習を重ねて、自信が少しずつ湧いてきた矢先、1月に出場したレースの後に右膝を痛めてしまいました。
すぐに治ると思ったものの、なかなか痛みが消えず、練習量もガクンと落ちたため、
直前の1ヶ月は不安が募るばかりでした。
 
そんな中で迎えた東京マラソン。
当初は4時間30分以内での完走を目標としておりましたが、右膝の状態を踏まえて、目標を大きく下方修正して、とにかくゴールすることだけを考えました。
 
正直、辛い42.195kmでした。
スタート直後の2キロ過ぎから膝に痛みが出始めてしまい、あまり気にしないように走っていましたが、どんどん痛みが増し、早々に5キロ手前で止まってストレッチする羽目になりました。思ったよりも早く痛み出したので、かなり動揺しました。
 
その後はあまりの果てしなさに気が遠くなりました。
特に日比谷、芝、品川を通る10Km~20Kmの間は地獄でした・・・。
記憶もほとんどありません。
レース前、苦しくなった時は、周りの景色や沿道を楽しみながら走ろうと思ってましたが、そういう気持ちの切り替えが難しかった上、給水所でペースを上げ下げしたり、他のランナーとの接触を避けようとするたびに右膝に激痛が走ったので、その都度、痛みを堪えるのが非常にキツかったです。
 
よたよた走りながら、「もし会長から大会レポートの作成依頼があっても、このままでは良いことが書けないな~。でも、今回の担当は、おがっつさんかカール王子さんだろうから、前に進むことだけに集中しよう」と考えたり、
私が敬愛するアントニオ猪木の名言「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ。」(ご参考までに全文掲載)を頭の中でリピートしながら我慢の走りを続けました。
 
25Kmを過ぎて、次第に右膝の痛みに慣れたせいか、もしくは、練習量減少の穴埋めとして断行した「禁酒」によって培った忍耐力(?)が活かされためか、浅草寺を折り返したあたりから、幾らか楽に走れるようになりました。
 
沿道からは「あと10キロだよ」「ビールまであと少し!」というタイムリーなボードが目に入ると、もう30キロ走ったのかという感覚と、あと1時間くらい走るのかという気持ちが複雑に入り混じりました。
 
銀座松屋付近では、ようやくスマラン応援団に会えました。
ほんの一瞬でしたが、会えた時の嬉しさはなんともいえないものでした。
寒い中、長時間お待たせしたにもかかわらず、私の名前のボードを持って、
激励の言葉・お菓子をいただいて、最高に感激しました!
会長、あきこ姫さん、ドドスコさん、あっこさん、chocolaさん、
本当にありがとうございました!
 
こうして元気を取り戻してからレース終盤を迎えました。 
すでに未知のゾーンに突入してましたが、苦しかった序盤に比べれば、
メンタル的にも肉体的にも落ち着いてきたので、「30Kmの壁」も全く気にならず、ひたすらゴールを目指しました。それに、ここまでしんどい思いして来て、歩いてたまるかと、根性が湧き上がりました。
 
それと沿道からの切れ目のない温かい応援にも励まされました。
ボランティアスタッフの方々も親切に接してくれるので、気持ちも明るくなりました。
 
ちょうど豊洲付近では、たぁこさんとちささんが応援に来ていただいてましたが、気付かなくて申し訳なかったです。でも、お二人の応援が私の背中を後押ししてくれたと思います。ありがとうございました。
 
そして、ついにゴール。自然と笑顔になってました。
ゴール直後は感動よりも、無事にゴールしたという安堵感でいっぱいでした。
放心状態に近かったのに、ほぼ同時にゴールした元K-1王者のアーネストホーストと 、どさくさまぎれに紛れて握手してました。
 
フィニッシャーエリアではメダルをもらった後に、kuuさんからタオルをかけてもらい優しく労ってくれました。
 
kuuさんの言葉で気持ちがほぐれ、ようやく実感がわきました。
本当にゴールできて良かったです。。。
 
今回の東京マラソン、コンディションが悪く、タイムも目標には程遠い結果でしたが、苦しみと楽しみの両方を味わえましたし、気持ちを切らさずに自分なりのベストを尽くせたので、とても良い経験になりました。
また、この東京マラソン前後には、スマランメンバーの方々から膝の状態を心配してくれたり、激励や応援、労いの言葉・メールをいただいたのが、心に残っています。
 
ランナーの皆さん、大変お疲れさまでした。
応援して下さった皆さま、本当にありがとうございました。
膝を治してから、また頑張って楽しく走りたいです。
 

(ミヤッチ)

月間ランナーズ2016年3月号に掲載されました

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